2020年夏季オリンピックの開催地が東京に決定した後、 「おめでとう東京」などの表現は、日本オリンピック委員会(JOC) が「知的財産権侵害」として取り締まる旨の新聞報道等があり、公式スポンサー以外の便乗商法(アンブッシュ・マーケ ティング)についても話題となった。このJOCの行動については、知財法関係者から疑問視もされている。しかしながら、JOCの活動背景について法的な側面から論じているものは、ほとんどないように思われる。
そこで、(i)「おめでとう東京」も含め、オリンピック関連のマークに類似する標章を使用していない行為を、 「知的財産権侵害」であるとする背景、(ii)2012年夏季大会を開催した英国や2014年冬季大会を開催するロシアなど、オリンピック開催国の状況、(iii)FIFA World cupなど他の大規模イベントでは、同様の動きがあるのか、(iv)2020年に向けて法改正等が予想されるのかなど、検討を行う。
なお、本報告は、報告者の所属団体とは一切関係なく、報告者個人の見解に基づくものです。
■■ コンテンツ・マネジメント分科会 第20回研究会 ■■
〔共同開催:東京理科大学大学院 イノベーション研究科 連続無料セミナー〕
【日時】 2014年1月11日(土)18:30~19:30(0pen:17:30)
【会場】 東京理科大学MIP C2教室 アクセスマップ
【住所】 東京都千代田区飯田橋4-25-1-12 セントラルプラザ2階
JR総武線、地下鉄有楽町線、東西線、南北線、飯田橋駅 徒歩1分
大江戸線飯田橋駅下車 徒歩3分
【テーマ】
「アンブッシュ・マーケティング」に対する法的規制
~2020年東京オリンピックを念頭に~
【講演者紹介】
足立 勝 氏
米国イリノイ大学ロースクールLLM(修士)修了
米国ニューヨーク州弁護士
日本コカ・コーラ株式会社 ディレクター&シニアリーガルカウンセル(現職)
日本商標協会常務理事 / 同協会ブランド・マネジメント委員会委員長 (いずれも2009年より)
日本食品バイオ知的財産権センター理事(2011年より)
日本弁理士会中央知的財産研究所 会員外研究員(2012年12月より)
日本マーケティング学会
「ブランドとコミュニケーション」プロジェクトメンバー(2012年11月より)
近時の著書・論文に、
『最新判例からみる商標法の実務II(2012)』共編著(青林書院2012)、
「企業におけるブランド・マネジメント」 知財研フォーラム91号(2012)
「著名商標の保護について~アンブッシュ・マーケティング規制の検討を中心に~」
日本大学知財ジャーナル6号(2013年3月)
「2020年東京オリンピック開催決定と知財法業界への新たな課題」
早稲田大学知的財産法制研究センターHP(2013年9月)などがある。
【参加費】 無料
【参加申込】 応募フォームからお申込みください。(クリックで別ウィンドウが開きます)
※ 応募フォームが開けない方はメールでお申し込みください。
info★contentsmanagement.org
(★を@に変えて送信してください。)
【共催】
・東京理科大学大学院 イノベーション研究科 知的財産戦略専攻(MIP)
・日本知財学会 コンテンツ・マネジメント分科会